
歩行中や運動中に、突然激しいかゆみに襲われた経験ありませんか?

自慢じゃないですが、凸なべは運動不足です。不足というより皆無です!わやインドア派なうえ、ほとんどが車移動。仕事もデスクワークなので、1日の平均歩数は1,000歩に遠く及ばないでしょう。
そんな凸なべでも、年に数回は長めの距離を歩くことがあります。そんな時に、結構な頻度で身体がかゆくなることがありました。とくに太もも!それはもう、気がおかしくなりそうなほどの激しいかゆみなので、かゆくならないための対策はないモノかと調べてみました。
スポンサーリンク歩行中、激しいかゆみに襲われたときの共通点
凸なべは、今までに何度か歩行中に身体がかゆくなるということを経験していました。かゆくなるのは主に太ももから膝裏(ひざうら)くらいまで。
- 日常的に歩いていない、運動不足のとき
- 屋外での20分以上の歩行時のみ
- 店内や地下街などの屋内ではならない
- スカート&ストッキングスタイルの場合が多い
- 春先や秋口など北海道ではちょっと肌寒いくらいの時期
- 気温や湿度の高い夏にはならない
※冬はそもそも20分以上の屋外ウォーキングをしていないので不明
つまり、『気温が低めの日に屋外20分以上、スカート&ストッキングStyleでウォーキングすると太ももがかゆくなるコトが多い』ということですね。※凸なべ調べ
かゆみの原因はじんましん?
運動時のかゆみ等で調べてみたところ、以下のように蕁麻疹(じんましん)に関する内容が多く見つかりました。
コリン性蕁麻疹(じんましん)
運動・入浴・精神的緊張・感情的興奮などによる発汗や発汗を促す刺激によって誘発されるじんましん
温熱蕁麻疹(じんましん)
皮膚が急速に温まったときに出る発疹やかゆみのことです。
運動をしたり入浴したりした後、急に皮膚が赤くなったり強いかゆみが出る方は、温熱蕁麻疹の可能性が高いでしょう。
寒冷蕁麻疹(じんましん)
寒冷蕁麻疹が起こるメカニズムは、皮膚の下の血管周辺にある肥満細胞(マスト細胞とも呼ばれる)が急激な温度変化により刺激を受け、ヒスタミンという化学物質が放出されることによります。具体的には、体温よりも低い物質に触れたり、温められた皮膚が急に冷やされたりすることで起こりやすくなります。
出典:【医師監修】寒冷蕁麻疹の症状と原因・治療について | ヘルスケア大学
凸なべの場合、3種類の蕁麻疹の中では温熱蕁麻疹が一番近いかなと思われます。ですが、屋内の運動や入浴等では症状が出ていないことや、『蕁麻疹だ!』と思うような発疹などは出ないので、正直『う~ん。』という感じでした。
血流が良くなることでもかゆみが発生!運動不足の人はコレかも
普段から運動をしていないと皮膚の毛細血管の血流が滞った状態になっています。
運動をすると血管が広がって血流が良くなり、その広がった血管が周りの神経を刺激してかゆみを生じさせます。
ウォーキングは特に足を使うので、足の血流が良くなり膝裏や太ももに強くかゆみが出たのでしょう。運動不足なことには自信がある凸なべの場合は、これが一番しっくりきますね。
血流が良くなるのが原因なら、夏や屋内でもかゆくなるのでは?
しかし、血流が良くなってかゆくなるのなら気温の高い夏や屋内で症状が出ないのはなぜなのか?
あくまで凸なべが運動中に猛烈なかゆみを経験したのは、『屋外』で『肌寒い時期』のみ。屋内や気温の高い時期には感じたことがなかったのです。
調べているうちに、ある仮説にたどり着きました。
おそらく、肌寒い時期は乾燥によって肌が敏感になっていること、屋外では風の影響などを受ける分、屋内に比べて衣服が擦れることによる摩擦刺激が多いことが原因ではないかと思われます。
凸なべは乾燥肌寄りですし、パンツStyleよりスカートStyleの方がヒラヒラして摩擦刺激が多いこと、衣服が擦れるため膝下よりも膝上にかゆみが出たことも納得がいきます。
かゆくならないための対策は?
かゆくならないための準備としては、以下のようなことが効果的!
- 保湿クリーム等を塗って肌の乾燥を防ぐこと
- 刺激の少ない服装で運動すること
- 普段から適度な運動を心がけ、運動不足を解消しておくこと
運動不足を解消することが一番の予防策。普段から運動習慣がある人は毛細血管にも習慣的に血流があり発達しているため、かゆみが出づらいそうです。
ですが、運動不足解消って簡単じゃないですよね。

そこで、取れる対策は『ひたすら肌への刺激を避けること』です。保湿と服装に注意すれば、猛烈なかゆみに襲われる可能性を極力減らすことができるでしょう。また、かゆみが出たとしても程度を押さえることができます。
かゆみを増幅させないための対処法
まず、かいてはいけません!!
かゆいからと言って本能のままにかきむしってしまうと、それが刺激となりかゆみを増幅させます。かいたら、その周辺もかゆくなるって経験ありませんか?
かゆくなってしまったら、冷やすのが一番の対処法です。冷水に浸したタオルでも、水の入ったペットボトルでも良いと思います。冷やして治まるのを待ちましょう。
突如思い立って、会社から最寄り駅まで歩いてみた
いつもは車通勤の凸なべ。
ですが、車が使えない日があったので『会社から最寄り駅までなら歩けるかも。この機会に少しでも運動不足を解消しよう!』ということで、帰宅時に会社から最寄り駅までのウォーキングを決意!
まずは、Googleマップで経路を確認してみました。
【徒歩:36分(2.9km)】 ※ちなみに車だと11分とのこと。
【道のり】
<START>会社を出発>>>約550mの下り>>>約390mの上り>>>約1.3kmの緩やかな下り>>>約290mの心臓破りの坂>>>約350mの平坦な道>>>最寄り駅<GOAL>
『思ったより遠い……。でも、途中で無理だったらタクシー乗ればいっか!』ってことで。
当日の装備を紹介
5月、北海道ではまだまだ肌寒い季節です。
- 服装:7分丈Tシャツ、カーディガン、ヒザ丈スカート、ストッキング
- 靴:インソールスニーカー(6cmヒール)
- 荷物:約1.5kg程のリュック

Let’sウォーキング

ステージ1:アップダウンの道を攻略せよ!!
17:35 会社出発(心拍数:72/分)
まずは約550mの下りです。
ここは余裕余裕!約6分で難なくクリア。
続いて約390mの上り。
運動不足のツケでしょうか。上りになると一気に息が上がります。そんなにキツイ上りではなくダラダラと続いているぐらいなのですが、微妙に効いてきます。約5分でクリア。
- 所要時間:11分
- 距離:約940m
- 歩数:1,155歩
- クリア時心拍数:116/分
ステージ2:1.3km グダグダ続く下りを攻略せよ!!
17:46 ステージ2突入
約1.3kmの緩やかな下り。
心拍数は徐々に落ち着き、息切れもほとんど無し。快調なペースでウォーキング。
ですが、そううまくは行かないものです。10分ほど(ウォーキング開始から20分ほど)経過したところで、両ふとももに異変。

すんごい痒(かゆ)いんです。もうストッキングを引き裂いて掻きむしりたくなるほど!!!
ですが、ここはまあまあ大きい通り沿い!人通りはほとんどありませんが、車の交通量はそこそこ。そんなことをすれば、間違いなくヤベぇ奴です。しかも会社の近く。噂になるかもしれません(llllll゚Д゚)ヒィィィィ
ここは何とか気を逸らしながら、ときどきバレない程度にポリポリしながら、何とかクリア。
- 所要時間:19分
- 距離:約1.3km
- 歩数:2,010歩
- クリア時心拍数:92/分
ステージ3:難所!約290m心臓破りの坂を攻略せよ!!
18:05 難所に突入
来ました、心臓破りの坂です(あくまで凸なべ的には、です)。太ももに爆弾(※猛烈なかゆみ)を抱えながら、最大の敵に挑まなければなりません!!
生きるか死ぬか……いざ!!!!!

キツかった、ツラかった。普段、いかにぐうたらしていたかを思い知るには十分な坂でした(何度も言う用ですが、あくまで凸なべ的には、です。)
ですが、凸なべはやり遂げました!無事生還ですε=(ノ゚д゚)ノタダイマー
- 所要時間:4分
- 距離:約290m
- 歩数:430歩
- クリア時心拍数:98/分
最終ステージ:Road to Victory!最後の約350mを攻略せよ!!
18:09 ビクトリーロードに突入
GOALまであと少し、かすかに駅が見えています!ここまで来れば、あとは惰性で進めます。Road to Victoryです!!
壮大にGOALシーンを演出(あくまで自分の中で)したかったので、Celtic Womanさんの『You Raise Me Up』を聴きながら、最寄り駅という名のGOALテープを切りました~!!!
- 所要時間:5分
- 距離:約350m
- 歩数:512歩
- ゴール時心拍数:88/分
全ステージCLEAR報告
やり遂げました!
全4ステージの総計はこんな感じです。

所要時間:38分23秒
走行距離:2,874m
Googleマップさん、ほぼ合ってますね~。さすがです!!
総歩数:4,107歩
最大心拍数:116回/分(ステージ攻略後、10分ほどで平常時の76回/分に)。
まずまず順調な攻略だったと思います。
ウォーキング途中で感じた異変:太ももがかゆい!!
問題のかゆみ。ウォーキング開始から約20分後、両方の太もも~膝周りにかけて猛烈なかゆみを感じました!
これまでも何度かウォーキング中に襲われたことのあるかゆみ。これが、普段は感じることのないような猛烈なかゆみで、気が狂いそうなほど。
凸なべの場合、症状はかゆみのみで、じんましんのように発疹が出たり、息苦しくなったりといったことはありません。そのため、この記事でご紹介した対策が有効だと思われます。
運動により誘発されるかゆみには、運動不足によるものと思われるものから、アナフィラキシーショックを起こすような危険なアレルギー反応まで様々です。かゆみの他にも症状がある場合や、長引く場合は危険な病気が潜んでいる可能性もありますので、病院受診をお勧めします。
追記:後日、対策を実践し同じコースを歩いてみた
会社から最寄り駅までのコースに再挑戦しました。
- 歩行前にボディクリームを両足に塗って保湿。
- 服装はスキニーパンツスタイル
運動不足の解消は、そう簡単にはできないので、上記2点の対処法でいざ!
結果は……、かゆくならない!
相変わらず、上りがキツイことに変わりはありませんでしたが、かゆみは全くありませんでした。前回歩いたときよりも、気温が多少高めではありましたが、それでも対処法は効果アリだと思います!
歩行中のかゆみに悩まされる方、ぜひお試しください!
まとめ
運動中に身体がかゆくなる原因は、
- 運動不足
- 滞っていた毛細血管の血流が良くなることで、周りの神経を刺激するため
- 肌の乾燥、風、衣服の擦れなどによる肌への刺激
以上の3点が当てはまると、高確率で猛烈なかゆみに襲われるようです。
気が狂いそうになるほどのかゆみなので、できることなら回避したい!
回避のための対策としては、
- 肌の保湿を心がける
- 運動しやすい服装、肌への刺激が少ない服装
- 普段から運動不足を解消しておく
かゆくなってしまった場合は、かかずに冷やすことで早めの回復が見込めます!
