帯状疱疹闘病記⑪~一筋縄ではいかない!? 突然悪化しためまい~

突然の飲み込み障害から回復し、ようやくいつもの生活に戻りつつあった退院3ヶ月目。今度は耳性帯状疱疹の後遺症と思われる突発性難聴を発症。

凸なべ
ども! 飲み込み障害といい難聴といい、突発過ぎる発症に付いていけない凸なべです。

 

いつものように見ていたテレビの音が、スイッチを切ったようにプッツリ途切れ、右耳の聴力が低下。すぐに病院に行けば、回復の余地があったのかもしれません。ですが、受診したのは症状が出た約20日後。

突発性難聴。

ステロイドの内服治療を実施しましたが、右耳の聴力は戻りませんでした。

 

突発性難聴の特定疾患申請をすることになり、今後は左耳の聴力を低下させないことを優先するということになりました。

そして、この後も後遺症と思われる症状が様々に出てきました。

スポンサーリンク

視力低下!? 焦点が合いづらくなった

日常生活では、ほとんど感じていなかった視力の低下。
父は老眼はありましたが、視力は良く普段は裸眼で過ごしていました。それが、なんとなく焦点が合いづらい感じが出ていたようです。

遠くから近くに視線を移したときに、瞬間ぼやける経験ありませんか? 老化に伴って少しずつぼやけている時間が長くなったりはしますが、父曰く、その時間がかなり長くなった感覚。以前は遠くを見ている状態から急に手元を見たときくらいに感じていたのが、10m先から5m先に視線を移した程度でもぼやけるようになった、と。

この症状をハッキリと自覚したのが、退院3ヶ月後に受けた自動車免許更新のための、高齢者講習での視力検査。普通は1ヶ所開いている側を答えますが、ぼやけて良く見えず複数個所開いているところがあるように見えたとのこと。講習を担当してくれた方も、免許更新に行くときはメガネが必要になるかもしれないと言っていたそうです。

 

『免許更新までに良くなればいいな~。ダメだったら、メガネ作りに行かないと。眼科怖いな~。』と毎日のように呟いては、気にしていました。
この症状に対しては特に主治医にも伝えていませんでした。主治医に言えば、眼科に行かされると思ったようです。

凸なべ
どんだけ怖いんですかね、眼科……。

健康関係の本を読んだりしては、『眼筋を鍛えるといいらしい。』と言って、片目で遠く⇔近くを交互に見る体操などを熱心にしていました。

高齢者講習から2ヶ月後に免許更新。問題の視力検査は……、問題なし!

凸なべ父
心配して損した(笑)。

幸いにもすっかり元の見え方に戻っていたようです。免許更新に行く前から『だいぶ良くなっている気がする』とは言っていたのですが、実際に視力検査を受けてみるまでは確信が持てず不安だった模様。眼筋体操が効いたのでしょうか……(笑)?

それから5ヶ月ほど経過していますが、視力の低下や見えづらさは訴えていません。

突然過ぎてビビる! めまい増強

何だっていつも突然なのでしょう。

突発性難聴発症から2ヶ月。右耳が聞こえなくなったり、耳鳴りなどが続いていたりはあるものの、ある程度落ち着いてきていると実感していた退院5ヶ月目の夜。
まっすぐ歩くことも困難なほどのめまいが出現しました。

帯状疱疹発症時、入院中もめまいはありましたが、耳性の帯状疱疹で第8脳神経(内耳神経)がやられたため、聴覚を司る蝸牛神経・平衡覚を司る前庭神経の障害で難聴・めまいが出現することが多いことは聞かされていました。

ですが、めまいに関してはゆっくりとした横揺れを感じる程度のことが多く、ヒドイめまいがしたのは検査のために頭を揺さぶられたりしたときに感じたときのみ。退院後は、気になるほどのめまいは感じないと言っていたので、完全に油断していました。

回転性のめまいではなく、右側に引っ張られるようなめまいとのことでした。本人はまっすぐ歩いているつもりでも、右へ右へと身体が寄って行ってしまうような状態。
突発性難聴の時は、初動(発症から受診まで)が遅れてしまいましたが、今回は翌日が定期受診日でしたので、父にしては珍しくナイスタイミング! といったところでしょうか。

 

検査・診察の結果としては、めまいは確かにみられる状態。眼振も結構あり、体感どおり右側に向かうような状態のめまいが見られると。
治療としては、内服薬と入院中にも実施していためまいに慣れるためのリハビリ(①顔の前に親指を立てて、目は親指を見たまま顔を左右に振る、②顔は真っすぐ固定したまま、親指を左右に振って眼だけで親指を追う、など)を実施していくしかないということでした。

『めまいは寝てても治らない』とよく聞きますが、じっとしていてもグラグラしているのに、さらに頭を振ったりするリハビリはツラいですよね。

せっかく良くなってきたと思っていたのに、またしばらくツラい症状に悩まされることになるのかと思うと、さぞ気が滅入っていたことだと思います。

凸なべ父
メンタル弱々の凸なべも、表に出さないように努力はしましたが、結構凹みました。

 

ですが、ここで奇跡のような出来事が起こります!
この日、『ベタヒスチンメシル酸塩錠6mg』1回2錠で1日3回の内服薬が追加で処方されました。内耳の血流を増やして、めまいを軽減する効果が期待できるお薬。

この薬が、めっちゃ効いたようなんです。
昼過ぎに帰宅し、昼食後に早速飲み始めました。その2時間後……、

凸なべ父
なんか、めまい止まった。
凸なべ
えっ!? 1回しか飲んでないのに!?

そんな速効性ある!? と疑ってかかったのですが、吐き気もなくなったし、目の前も揺れなくなった、と。確かに、真っすぐ歩けるようになっていました。
薬を飲んだという安心感、プラセボ効果か!? と思うほどの速攻性。

父は昔から暗示にかかりやすいタイプではあったので、何が良かったのかは謎ですが、良くなったのであればコレ幸いです。その後も内服薬は続けていますが、めまいがヒドくなることは今のところありません。

ラムゼイハント症候群 後遺症の予後

ラムゼイ・ハント症候群による後遺症は、顔面神経麻痺・めまい・難聴が主なもの。父の場合は難聴が主体だったので、めまいに関してはあまり気にしてませんでした。
今回、医師より入院中および退院2ヶ月後に実施していたカロリックテストというめまいの検査で前庭神経障害CP(++)となっているので、めまいが後遺症として残る可能性があると説明を受け、まさに寝耳に水の状態。

カロリックテストは耳に冷水を注入し、わざとめまいを起こさせる検査。通常の人は、耳に水を入れると一時的にめまい(眼振)が出現するのですが、前庭神経が障害されると、耳に冷水を入れても、むしろ冷水を入れたほうがめまい(眼振)が起こらず無反応になります。

長期にわたり高度CPが残存するハント症候群のめまいは代償されにくいと考えられる。

今回、めまい症状が出現して、ネットで上記の資料を見つけました。
ネガティブな情報を仕入れた後で、この医師からの説明を受けたので、難聴・耳鳴りだけでなく、めまいとも付き合っていかなきゃいけないのかと、悲観的になっていました。

耳鳴りにめまいなんて、自分だったら気が狂いそうだな、と。
うつになったり、引きこもりになったりしてしまうのではないか、と。

なので、ひとまず目の前の問題のひとつが取り越し苦労に終わって、心底ホッとしました。

 

後遺症を残すことなく治った場合は良いですが、様々な症状が残ってしまうことも多く、その強さも一人一人さまざま。少しでもツラい症状が取り除けると良いのですが、本人にしかわからない部分でもありますし、難しいところです。
父の場合は、まだ軽い方なのかもしれません。とりあえず、気になる症状がある場合は早急に病院を受診することが、なるべく後遺症を残さないためにも一番の近道なのでしょう。

 

残る一番の問題は、難聴と耳鳴り。
テレビの音が聞こえない、耳鳴りが強いときなどは、かなりストレスな様子。補聴器が良いのか、集音器が良いのか、少しでも軽減する方法がないのかなど模索していきたいと思います。

スポンサーリンク