
『なんかフワフワする~』
別に眠いわけでも、酔っ払っているわけでもありません!普段はめまいなんてないのに、急に身体がフワフワする感覚に襲われたことありませんか?

『低気圧が近づくと体調が悪くなる』という人は多いと思います。その中でも急に襲ってくる浮遊感。超絶不快!!
そのフワフワする感じに襲われているの、梅雨の間 or 台風接近中が多かったりしませんか?梅雨や台風ではなくても天気が悪くなる前などに感じることが多い人、それ、気象病かもしれませんよ。
そんな不快なフワフワ感を軽減するのに効果があったのは、あの身近な乗り物酔いの薬だった!?
スポンサーリンクときどき襲ってくるめまいは梅雨のせい?
北海道が梅雨っぽくなったころから感じ始めた不調がめまいです。身体がフワフワするようなめまいで、浮動性めまいというそうです。常にではないのですが、ときどきフワッと身体が浮くような感じで、仕事中もただでさえ乏しい集中力が無くなりますし、何とかしたいものです。
浮動性めまいとは
浮動性めまいは、体がフワフワするような感じ、宙に浮いているような感じ、船に揺られているときのような感じ、と表現されるめまいのこと。
浮動性めまいは脳の疾患によっても出現することがあるため、めまいの他に激しい頭痛や嘔吐、呂律が回らない、手足がしびれるなどの症状を伴う場合は、速やかに病院を受診する必要があります。
その他、貧血や発熱時、そしてストレスや自律神経失調症などの心因性によるものも浮動性めまいが多いようです。凸なべが感じているのは、ときどき感じる浮遊感、頭だけフワッとする場合や全身フワフワするときなどがありますが、そのほかの症状は今のところ出現していません。
気象病とは?
梅雨の時期や台風による低気圧など、天気の変化によって片頭痛や関節痛などの持病が悪化したり、めまいや肩こり、イライラするなどの不調を来すこと。
もともと自律神経が乱れている人や、寒暖差に弱い人、車に酔いやすい人などは気象病になりやすいので、注意が必要とのことです。
気象病の代表的な症状のめまいも脳の混乱で起こる。「平衡感覚の維持には、内耳からと視覚からの2つの情報が一致しなければならない。しかし、気圧の変化を受けて、気圧センサーからは『体のバランスが崩れた』という情報が届き、目からは『崩れていない』という情報が届く。このズレで脳が混乱し、交感神経が興奮して、めまいが生じる」
気象病によるめまいの原因は脳の混乱で起きているのですね~。そして、乗り物酔いも同じメカニズムで起きているそうです。そのため、気象病によるめまいの改善にも酔い止め薬が効くということです。
以前、浮動性のめまいを感じたときは転職によってPC作業が急激に増えたことによる肩コリ・首コリが原因だったのかなと思いますが、今回は特にPC作業が急激に増えたわけではありません。特に変わったこともなく同じ生活をしていたハズなのですが、めまいを感じるようになりました。
そこで、思い当たったのが気候・梅雨です。これからは台風の時期なので、低気圧にも注意が必要ですね。


梅雨とは~北海道の梅雨事情~
梅雨(つゆ)とは、晩春から夏にかけて雨や曇りの日が多く現れる気象現象で、また、その期間をさします。
晩春~夏頃には、オホーツク海高気圧と太平洋高気圧の間に梅雨前線ができます。
【通常】
①オホーツク海高気圧の冷たい風と太平洋高気圧の温かい風が本州上空でぶつかる。
⇓
②梅雨前線ができる。
⇓
③徐々に太平洋高気圧の勢力が増す。
⇓
④オホーツク海高気圧を押し上げ、それに伴い梅雨前線も北上。
この梅雨前線は、たいてい北海道に近づく前に消滅するため、北海道には梅雨がないとされています。
ですが今年(2018年)は、太平洋高気圧の勢力が強まるのが早かったのと、オホーツク海高気圧の勢力も弱まっていないため、北海道付近で梅雨前線がドドーンッと居座っちゃってる状態だったようです。

エゾ梅雨とは
梅雨のころ、北海道の太平洋側で雨が多く降る現象。オホーツク海高気圧から冷たく湿った風が吹くことによって起こる。
北海道には梅雨の代わりにエゾ梅雨と呼ばれるものが存在します。これは、オホーツク海高気圧の冷たい湿った空気が原因で雨が続くことを言います。梅雨前線によるものではないため、梅雨とは全く異なるものです。
高温多湿でジメジメしているというよりは、冷たい空気が入ってくることで肌寒いくらいの事が多いです。
今年も気温は低く肌寒く感じることもありますが、どちらかというと蒸し暑い、湿度が高く不快指数が高い感じの日が例年より増えています。『これが、梅雨というモノなのか』と全身で感じている、今日この頃。体調管理がなかなか困難です。


ストレートネックもめまいの原因に
ストレートネックとは、うつむき姿勢を続けることで、首(頸椎)の自然なカーブが失われることを言います。これによって、首(頸椎の)血管が圧迫されて平衡感覚を保っている脳への血流が減り、浮動性めまいが起こります。
実は、数年前にも同じような浮動性のめまいに悩まされたことがあります。その時は看護師からPC操作をメインとしたオフィスワークに転職して数ヶ月が経ったころでした。あまりにフワフワするので、内科を受診したところ『肩こりが酷いからじゃないか』と言われ、肩(僧帽筋)に注射をすることに。
かなり、怖かったです。先生が看護師さんに『肩こりセット(笑)持ってきて~。』と。『肩コリが酷いときは痛くないから大丈夫、大丈夫。』みたいなことを言われ、左肩にブスリ!!

と思って油断していたら、右肩にブスリ!!

痛みに耐えていたら、何やら冷や汗が止まらなくなり意識が遠のき始めました。脳貧血いわゆる血管迷走神経反射ってヤツですね。注射の恐怖や痛みに対するストレスで血圧が下がり、脳への血流が少なくなることで失神するアレです。

でも、注射のおかげか調子は良くなり浮動性のめまいも治まっていました。
気象病によるフワフワ感の軽減に有効なのはアノ薬
めまいを感じ始めた当初、以前の経験から首から肩にかけてのコリが原因かと思い、湿布を貼ったり、アンメルツを塗ってみたりしていました。ですが、肩や首の痛みは軽減されても、浮動性のめまいを感じる頻度は変わりませんでした。
そんなとき、乗り物酔いの薬が効くという情報を耳にしました。凸なべは乗り物酔いしやすく酔い止め薬を常備してあったこともあり、物は試し!少しでも良くなれば儲けモノ!!くらいの気持ちで、市販の酔い止め薬を内服してみました。
すると、フワフワ感が改善したのです!
完全に治まるわけではありませんが、動いたり歩いたりがしんどい状態から、多少のフワフワ感はあるが正常に動き回れるくらいまで改善がみられました。今のところ、酔い止め薬が一番効果を感じられています。このことからも、気象病の可能性が高いのかなぁと推測しています。
梅雨や台風の時期だけ浮動性のめまいに悩まされているという場合、酔い止め薬という選択肢も考えてみても良いかもしれません。もちろん、酔い止め薬が飲めないなどの事情が無ければですが。酔い止め薬で、やや改善傾向がみられる凸なべですが、気象病だとハッキリしたわけではありません。これから台風などで低気圧の影響を受ける機会もまだまだ続くので、気候が安定するまでは様子を見たいと思います。
低気圧が去ってもめまいが続くようなら首・肩の可能性もあるので、マッサージなどを試し、それでも治らなければ……。

