
突然、嚥下障害(飲み込めなくなる症状)を発症した凸なべ父。
突然ですが、凸なべは会社に手作り弁当を持っていきます。もちろん、凸なべ母による愛母弁当です。その愛母弁当ですが、少食の凸なべには量が多いときがあるんです。でも、残して帰るとイロイロ不都合が……。


なので、おかず類は基本的に食べて、残すなら主食であるオニギリを残し、あろうことかポイっとしちゃってたんです。ゴミ箱へ……。

変な話を挟んでしまい、スミマセン。
原因は不明のままですが、嚥下訓練食という食事が開始となり、しかも完食できちゃうという荒業。もはや、ホントに飲み込めなかったの!? 気のせいじゃない!? って言いたくなるほどの食べっぷり。
何となく症状は回復傾向に見えましたが、原因は不明のまま。
まぁ、治るなら不明でも良いのかもしれませんが。
入院5日目:右耳の痛みが増強、範囲も拡大
食事が開始となり、ゼリー状のものは問題なく食べれることが分かったため、内服薬(粉ぐすり限定)も開始されました。食事ごとにトロミ剤みたいなのに溶いて看護師さんが持ってきてくれてます。
めまいの治療薬として「アデホスコーワ顆粒10%」、のどの違和感(咽喉頭異常感症)の治療薬として「半夏厚朴湯」の内服が開始となりました。
このときの父の主な症状
- 夜の発熱(38℃台)
- ふわ~っとする横揺れのめまい(歩行に支障が出るほどではない)
- 飲み込み障害については軽快傾向だが、トロミ無しの水分とかは無理
- のどの異物感は持続。
- ご飯を食べていると詰まってくる感じ(下に落ちていかない感じ)がして、食べられなくなる。
- 痰の量が増えた。特に食後。入院前から引いていた風邪が治ってきたのかも?
- 右耳は閉塞感(つまったような感じ)が強く、聞こえづらい
- 右耳の痛みは継続。むしろ増強気味
- 右の首の後ろから、耳を通って頭のてっぺんくらいまでピリピリとした痛みの範囲が広がる。
痛みで髪をとかしたりするのが大変な様子。
良くなっているのか、そうでもないのか。
右の耳は、発症当初より腫れは引いている印象でしたが、所々にカサブタのような跡があり、全体的に赤み・熱感もありました。
『だいぶ飲み込みやすくなって、右側を下にしてても大丈夫になったけど、枕とかに触ると耳が痛くて』
この日は土曜日だったため、ドクターの診察はお休み。そのため、担当の看護師さんが来たときに耳の状態について伝えました。そして、どうしても拭い去れない疑問も。


ひとまず、アイスノンを持ってきてくれました。冷やすと少し痛みが和らぐようで、週末は様子を見ることに。
そして、食事。開始になった嚥下訓練食の固いご飯ゼリーが超マズイ!! 昨日は久しぶりの食事で、飲み込めた喜びもありウキウキでしたが、開始2日目にして辛くなってきている様子。食感はゼリー状がほとんどで、飲み物もトロミが付いているので、かなりお腹に貯まる模様。食べ盛りかっていうほど食いしん坊の父も、流石にキツイ様子でした。
とりあえず、だましだましでも食べれるように海苔のつくだにや梅干しの実だけほぐしたものなんかを付けて食べていました。
それでも、父は食べないと治らないという精神で頑張って食べてました。
凸なべなら、絶対食べてないです。点滴で良いや~って思ってそう。実際、入院したときも病院食はほぼ食べてませんでしたし(過去2回)。
入院6日目:ゼリーの甘さに辟易
父は甘いものが大好きです。特にアイスには目がありません。
この日は日曜日で検査やドクターの診察もなく、まったりと過ごしていました。飲み込み障害は改善傾向で食事も取れていたので、父の要望もあり間食に病院の売店でカップのバニラアイスを購入。久しぶりのアイスにニコニコの父。
「冷たくて美味しい」と、勢いよく食べ始めましたが、1/3ほど食べたところで終了。

このころの食事は、量が少なく固いゼリーご飯とヨーグルトやプリンのみであったため、栄養を補う目的で高カロリーのゼリー(栄養補助食品)が付いてきていました。オレンジ、リンゴ、イチゴ、グレープ、ピーチ……。この甘さに飽きてきていたようで、「ゼリーを食べるのがツライ」と。
バニラアイスも甘さ的に似た系統なので、最初の何口かは美味しかったようですが、全部食べるにはくどかったようです。
『あんことかの甘さなら食べれそうなのになぁ。まんじゅうとか大福とか。』

そんな話をしながら、病室の冷蔵庫の中身を整理。食べきれなかった高カロリーのゼリーも数個INされていました。そこで、発見しました!!
「あずき味のゼリー」(ドラ〇もん風)
どうやら、老眼もあって気が付いていなかった模様。その日の夕食のデザートとして、このあずき味のゼリーを食べてご満悦の父でした。
入院7日目:右目だけ涙が止まらない! その原因は?
この日、調子よく目覚めた様子の父でしたが、昼過ぎに悲痛なメールが……。
『めまいの検査に行ってきた。頭をグラグラ揺すられて、ヒドイめまい中。吐き気もあって、ご飯もあんまり食べれなかった。』
仕事を終えて病院へ行ってみると、ちょうど夕食の時間。食べようという意思はあるものの、吐き気とめまいが続いているようで数口でギブアップ。
そして、めまいとは別にもう一つ新たな症状が出現。それは、涙。右目だけ涙が止まらない、と。痛みがあるわけではなく、ただ涙が出るのだということでした。
座っているのも辛そうな状態だったので、ササっと寝る支度を済ませて横になることに。
顔を洗って歯を磨いたあと、ベッドに座った父を見て違和感を覚えました。

すぐに横になってしまったので、ハッキリとは確認しませんでした。ツラいのにわざわざ起こしてまで確認しなくても良いか、と思ってしまったのです。
この症状がキッカケとなり、ようやく突然の嚥下障害(飲み込めなくなる症状)の原因が発覚します!
帯状疱疹闘病記⑤に続きます。