【ハート先生におまかせ】心電図の勉強におススメの心電図教室!

心電図のモニター

医療従事者の方、心電図はお好きですか?

 

先日、大型書店に行った時のこと。看護系の本棚のところに1組の男女(ご夫婦かな?)がいらっしゃって、二人で悩んでいる様子でした。

男性『心電図って、どうやって勉強したら良いのかな~?』

女性『私も、心電図はさっぱりだわ~。』

2人とも医療従事者のご様子で、男性の方が心電図の勉強をするための本を探しているみたいでした。

 

凸なべ
ども!勉強のための本を買う頻度は高いけど、勉強はちっとも捗(はかど)らない凸なべです。もはや、インテリア状態。

 

読めるようになると、意外と面白い心電図。でも、勉強方法を誤ると苦行でしかなく、読めない間は勤務中に聞こえる心電図モニターのアラーム音が恐怖でしかない。

 

心電図の勉強に苦労している方、ハート先生の心電図教室がおススメですよ!

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循環器ナースの最初のミッションは心電図の解読

心電図は学生時代にはそんなに詳しく勉強しない。もちろん、正常(洞調律)くらいは国試にも出題される場合もありますが、大抵は『心電図(12誘導)の取り方』とか、技術面での出題くらい。

なので、不整脈の波形など詳しい内容は働き始めてから勉強する場合が多いかと思います。勤務先によっては、ほとんど見ることが無く勉強しないままになる場合もあるので、いざという時に結構困るコトがあるそうです。

 

凸なべは、最初の勤務先が循環器病棟だったので、毎日心電図モニターに囲まれて仕事していました。あの心電図の音とナースコールが自宅にいるときも空耳で聞こえるほど。循環器病棟に配属されたナースが、まずぶち当たるのが、この心電図モニターの波形を理解することだと思います。

 

危険な不整脈でのアラームなのか、不整脈は出ているが危険なものではないのか、はたまた、心電図のセンサーが外れただけなのかなどが判断できないと、アラームが鳴るたびに患者さんのところへ慌てて駆け付けなければならないので、仕事になりません。

しかも、心電図モニターは絶えず波形が流れているので(もちろん停止して見ることもできますが)、アラームが鳴った時に、流れている波形をサッと見て判断できるようになれば、一人前ですね。

心電図の勉強法

心電図を勉強する際、ただ波形を覚えようとすると混乱します。なんせ不整脈は種類が多く、似ているものも複数あるので、どれがどれだかわからなくなってしまうのです。

 

まず手始めに、正常波形(洞調律)から勉強していくことになると思いますが、この洞調律を勉強する際に、心臓の興奮の伝わり方と波形の関係を考えながら進めましょう。

 

心電図は『P波・Q波・R波・S波・T波』で構成されていますが、その波が心臓のどの部分の刺激や興奮によるものなのかを理解しながら正常波形を覚えていると、不整脈での理解スピードが格段に上がると思います。

ハート先生の心電図教室

心電図の各波が、心臓のどの部分の刺激や興奮によるものなのかを理解するうえで、凸なべが最もわかりやすかったのが、『ハート先生の心電図教室』です。

凸なべは、たまたま札幌で開催されていた「ハート先生の心電図セミナー」に参加したのですが、心臓の興奮の仕方や刺激伝導系の内容をイラストを駆使して説明してくれます。

 

心臓のどの部分がどういう役割を持っていて、どのように働くのかというあたりの指揮命令系統などを、病院内の指揮命令系統(看護師長や看護主任など)に当てはめて説明されていたりするので、とても理解しやすく忘れづらいと思います。

 

正常な心臓の動きと波形を理解したあと、不整脈も同じようにイラストで説明されており、正常なときと比べて、『どこがどのように障害される。だから心電図の波形ではこのようになる』というのを順序立てて説明されているので、圧倒的に理解力が高まります。

特に新人ナースは日々、たくさんのことを勉強しなければならず時間が足りないので、『少しでも効率よく心電図の勉強をしたい』という場合は、ハート先生の心電図教室がオススメです。凸なべも、かなりハート先生に助けられました。おかげで、心電図を読むのだけは好きになりました。

 

もし、お住まいの地域でハート先生のセミナーが開催される場合は参加することをおススメします!参加費用は数千円程度かかりますが、参加して損はないです。心電図だけではなく心臓疾患や循環器の看護に必要な知識を効率よく学べます。

2019年の開催スケジュールはこちらでご確認ください。

 

今は、ハート先生の心電図教室ONLINEなんていうのもあるんですね~。

「学研」ナースのための心電図の教室

ハート先生以外では、「学研」から出版されているナースのための心電図の教室という本もオススメです。

 

凸なべが使っていた頃はCD-ROM付きではありませんでしたが……。

 

心電図に加えて、その不整脈が出たときの症状や観察のポイント、看護上の注意点などもわかりやすく書かれていて、とても整理されています。

おわりに

心電図は読めるようになれば、なかなか楽しいモノだと思いますが、理解できるまではかなり苦痛ですよね。

 

アラームが鳴るたびにドキッとしますし、先輩方からの『何でアラーム鳴ったか分かる?危険なの?大丈夫なの?しっかり判断してよね。』的な視線を背中に感じながら、波形を確認する恐怖ったら無いですよね~。何度も夢でうなされました。

でも、パッと判断できたらカッコイイですし、いざ自分や家族が動悸や不整脈を感じた場合にも知識があると少し不安も解消できると思います。この不整脈はヤバそうだから、すぐ受診しようとかの判断材料にもなりますしね。

 

凸なべ
12誘導心電図とかは、もう読める気しないですけどね~。
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