バセドウ病闘病中⑨~仕事辞めたい病再発。トンデモない行動に出る~

バセドウ病歴20年以上。
多種多様な自覚症状に悩まされ、一大決心で受診した病院でバセドウ病と診断。内服治療を実施中です。

 

凸なべ
ども!美味しいのに健康にも良いというチョコレート。とはいえ、最近食べ過ぎな気がしている凸なべです。

 

無職期間が1年近くなり、焦って決めた就職先。甲状腺ホルモンの値は正常範囲内を保っていましたが、新しい就職先に多大な違和感を感じ、仕事辞めたい病が再発!

関連記事
無職期間が長くなることに耐え切れず、焦って決めた再就職先。落ち着いていた甲状腺の数値とは裏腹に、早速うずき出した仕事辞めたい病。

バセドウ病闘病中⑧~甲状腺ホルモン値の安定と焦った再就職~

2018年7月10日

ところが、すんなり辞められる理由が思いつかない!追い詰められた凸なべは、トンデモナイ行動に!?

スポンサーリンク

仕事辞めたい病に突き動かされて取った行動とは

再就職した病院に違和感を感じ、不治の病である辞めたい病が再発。ですが、辞めたい旨を伝えた後の扱いが怖くて言い出せず……。
何とかすんなり受け入れてもらえる理由はないモノかと悩んでいました。

 

辞めたいと思いながらも、辞めると言い出す勇気もないまま再就職から約10ヶ月。
いよいよ辞めたい気持ちに精神を支配され、凸なべが取った行動は……。

メルカゾールを自己中断!!!

BlackCat
えっ?意味不明にゃんですけど?
凸なべ
これから説明しますが、やべぇヤツだと引かずに生暖かい目で見てください。

薬を自己中断するに至った理由

新卒で務めた前病院はバセドウ病の悪化に伴い、勤務が困難という理由で退職しました。再就職した病院を怖い思いをせずに辞めたい凸なべは、すんなり辞めさせてもらえそうな理由を、ずっと考えていました。

カンの良い方はわかっちゃったかもしれないですが、このとき思いついた解決法が、

凸なべ
バセドウ病が悪化して続けられないような状態になれば、すんなり辞めれんじゃない!?

でした。

バカですよね~。バカなんです。

ですが、いくら違和感ありまくりの病院とはいえ、働いているのは医療関係者たち。病気が理由ならツラさもある程度はわかってくれるでしょうし、バセドウ病に対する知識も一般企業とかよりは持っているでしょうし。これなら、イイ感じで辞められるのではないかと思ったんです

冷静になれば『何やってんだ』って感じなんですけど、当時はコレしか浮かばなかったんです。病んでますね~。

自己中断後の甲状腺ホルモン値

メルカゾールを自己中断して1ヶ月。着々とバセドウ病の症状が出現してきました。
動悸・息切れ・手の震え……。もう、手の震えなんて顕著に出過ぎて、別の意味でヤバい人みたいになってました。

これは、間違いなく甲状腺ホルモン値が高くなっているとわかっていて定期受診にGO。
白々しく『最近、また動悸とか手の震えが出てきたんです。』とか言っちゃって。先生、その節は大変ご迷惑をおかけしました。

 

案の定(思惑通り?)、数値は上昇しておりメルカゾールを1日4錠(20mg)へ増量。

<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

<肝機能>

甲状腺だけでなく、肝機能障害まで再発させてしまいました。ダメ患者です。

メルカゾールを増量しても下がりが悪い

今までは、大抵メルカゾールを増量直後からホルモン値が下降傾向を見せていたのですが、今回はイマイチ下がらず。

【増量から1ヶ月後】

<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

<肝機能>

肝機能障害はほぼ改善していますが、甲状腺ホルモン値はほとんど変わらず。これは、自己中断によって体内の抗甲状腺薬(メルカゾール)の血中濃度が下がっていたからでしょう。

これまで量は減らしても毎日ある程度の血中濃度が保たれていたので、甲状腺ホルモン値が上昇しても、薬を増量すれば血中濃度がすぐに上がって、効果が早く出ていたのではないかと思います。

その点、今回は完全に飲んでいなかったので……。

猛烈な胃の痛み

このころ、胃痛を感じることが頻繁になっていました。ひどいときは数日、まともにご飯を食べられないほどキリキリと痛むほどで、胃薬を飲んでも数時間治まっているくらいでした。

ある日、勤務中に胃の痛みで動けなくなり、そのまま勤務している病院の外来送りに。そして、入院送り。『ご飯を食べれていないから栄養失調になりかけている。入院して点滴が必要です。』とのこと。

入院して点滴すること数日、胃カメラをすることに。

凸なべは嘔吐恐怖症気味なところがあり、オエッとなるのがスゴイ嫌なんです。なので、『胃カメラするなら薄っすら寝かせてください。』とお願いしたのですが、院長が『大丈夫。僕、うまいから。』って(泣)。

結局、目がランランの状態で受けたのですが……、死ぬかと思いました。いや、むしろ院長に対して殺意が沸きました!

 

死ぬ思いで受けた胃カメラの結果は、『胃が動き過ぎている』でした。どうやら、甲状腺ホルモンの影響を受けて胃の動きも活発になり過ぎてしまい、動き過ぎて痛いらしい。下痢のときのお腹みたいな感じですかね。グルグル~ってなってる感じ。

このとき処方された薬が、何か特別調合の薬と言って渡されたのですが、結構な量の緑色の粉薬。何というかスッゴイ濃い緑色。

凸なべは粉薬は得意ではないのですが、意を決して水を口に含んだ状態で緑の粉を一気にザザ―ッ!!

 

『んべーーーーーーーーー!?!?!?』

 

はい、全部吐き出しました。口に含んでいた水ごと全ての薬を!!

その理由は、今まで味わったことのない苦さだったんです!もう苦すぎて、意識を飛ばせそうなほど!!
そのあと、飴を舐めても、チョコレートを舐めても苦さが全然消えず、飲める気がしませんでした。

とりあえず、速攻で売店へ。オブラートでは心許ないので、カプセルを買いました。
なかなかの量なので、カプセルに入れると1回量が15カプセルくらいになって飲むのが大変なのですが、それどころではない苦さだったので、背に腹は代えられません!!

ひとまず、その方法で1週間ほど内服を続けた結果、胃の痛みはウソのように治まったので助かりました。

退職の申し出、通る

この入院時に既往歴を確認した担当医が、血液検査で甲状腺ホルモン値も調べたらしく、『コントロールできてないですね~。動くのも結構ツライくらいなんじゃない?』と。

『バセドウ病が悪化して働くのがキツイので、キリの良いところで退職させてください。』と申し出ていた凸なべの言葉が裏付けられたようで、看護部長も納得してくれました。

入院するまでは『夜勤がキツイなら日勤だけでも。』『訪問看護っていうのもあるけど。外来でも良いし。』等で、すんなりとはいかない感じだったのですが、ある意味ナイスタイミングだったかもしれないですね~。
甲状腺ホルモンの血液検査は、値段がお高いのであんまりやって欲しくなかったのですが(定期的に通院して調べてますし)、看護部長を納得させられたという点で見れば、やって良かったということになるのでしょうか。

BlackCat
それにしても、仕事辞めるためにどんだけ身体張ってるにゃ。
凸なべ
良い子は絶対マネしちゃダメよ。
関連記事
またもや仕事を退職。看護師として働くことに限界を感じていた凸なべは、オフィスワークへの転職を画策し始めます。

バセドウ病闘病中~バセドウ病歴23年目。現在進行形更新中~

2018年7月17日

バセドウ病闘病中⑩~人には向き不向きもある!看護師を辞めるとき~

2018年7月14日
スポンサーリンク