バセドウ病闘病中⑥~バセドウ病以上!?甲状腺機能低下症のツライ症状とは~

バセドウ病歴20年以上。
多種多様な自覚症状に悩まされ、一大決心で受診した病院でバセドウ病と診断。内服治療を実施中です。

 

凸なべ
ども!雨の翌日、道に張り巡らされたミミズトラップの攻略法を探し求めている凸なべです。

 

新社会人1年目での退職。メンタルの弱さと忍耐力の無さが主な原因ですが、バセドウ病の悪化という強力な理由も加わって、フェードアウトに無事成功!

ここから、逃げグセがハンパない笑。

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2018年6月29日

バセドウ病診断から20年以上たった今でも、隙あらば元気を取り戻そうとしている甲状腺と仲良く生きています。

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退職し悠々自適な生活?

バセドウ病悪化を理由に(かくれみのに?)新卒で入った病院を退職。晴れて無職となりました!
働いているときは休みの日に出かけたり、買い物したりといった気力も無く、仕事以外はほぼ引きこもりのような生活をしていました。

 

看護師として1年しか働いていませんが、実家暮らしなこともあり給料やボーナスはほぼ手付かず。1年間で買ったものと言えば、初ボーナスでMDコンポとMDウォークマンを買っただけ。

凸なべ
ってか、MD懐かしい!!

なので、1年間で貯まった貯金を切り崩して生活していました。

 

無職になって1ヶ月くらいは、バセドウ病が悪化していたこともあり退職後の手続き以外は、ほとんどで歩いたりせず。まさに【自宅療養】という感じでした。

しかし、無職2ヶ月目くらいには、甲状腺ホルモンの値も安定し自覚症状も軽減。1日6錠だったメルカゾールも、一気に3錠(15mg)まで減量となりました。

そのころは、心身ともに一番楽な時期だったように思います。車の免許を取得しに行ったり、疎遠になっていた友人とご飯に行ったりして過ごしていました。

甲状腺ホルモン値が正常値を下回る

メルカゾール1日3錠で継続し3ヶ月が経ったころ、甲状腺ホルモンの値が正常値よりも低い状態まで急降下しました

甲状腺ホルモンの値は低値を示していましたが、甲状腺刺激ホルモン(TSH)も低値のままであったため、バセドウ病が治ったわけではない、と。
そのため、メルカゾールを完全に止めてしまうと、すぐに甲状腺ホルモンが再上昇してしまう状態との診断。

また、当時はまだ一般的ではなかったのか、メルカゾール内服治療中に甲状腺ホルモンが低値になった場合、チラーヂンという甲状腺ホルモン薬を追加で内服し、甲状腺ホルモンを補いながら、メルカゾールの内服を継続するという治療法の提案はありませんでした。

なので、メルカゾールを1日1錠に減量して継続し、経過を見ることになりました。

 

その後の検査値は、ギリギリ正常範囲内に入ることもありましたが、基本的には低値で経過。

このあと、甲状腺機能低下症の症状に悩まされることになりました。

甲状腺機能低下症とは

甲状腺ホルモンの作用不足によって、様々な症状がみられる疾患の総称で、有名なのは慢性甲状腺炎(橋本病)ですね。

バセドウ病とは反対に、甲状腺ホルモン(FT4)が低下し、甲状腺刺激ホルモン(TSH)が上昇します。

主な症状

基本的にバセドウ病とは逆の症状が出ます。

  • 寒がりになる、体温が低くなる
  • 脈が遅くなる
  • 便秘
  • 食欲低下
  • 思考力低下
  • 疲れやすい、動きが遅くなる
  • 貧血
  • むくみ

甲状腺機能低下症の症状がツライ

あくまで凸なべの体感ですが、低下症の症状の方がツラく感じました。バセドウ病ももちろんキツイのですが、なんとなく元気はあるというか……。
若かったということもあるのかもしれませんが、バセドウ病が「動」なら低下症は「静」。

バセドウ病は動悸や息切れはあるものの、割かし元気に動けていて活発。でも、電池が切れたように動けなくなる感じ。
対して甲状腺機能低下症は、常に無気力で何も考えたくない、眠いし動きたくないといった感じ。

 

このときの感じた身体のだるさやメンタル的な落ち込み感が印象強くて、未だにアイソトープ治療などに抵抗を感じる要因になっているかもしれません。
アイソトープ治療は内服治療に比べ、バセドウ病の完治率は格段に上がります。ですが、副作用として数年後には多くのケースで甲状腺機能が低下すると言われています。
もちろん、ホルモン剤を飲んで補えば良いのですが、何となく抵抗感がありまして。

できれば、内服治療で治ってくれないかなぁ、と期待しています。

腹痛で夜間救急外来へ

甲状腺ホルモン値が低値を示すようになって半年ほど経過したころ、夜中に尋常ではない腹痛に襲われ、夜間急病センターを受診しました。

レントゲン等で調べた結果、腹痛の原因は「ひどい便秘」

バセドウ病で甲状腺ホルモン値が高いときは、どちらかというと軟便になりやすいですし、凸なべは便秘知らずでした。
そのため、あまり便通を気にしたことがなかったのですが、『そう言われてみれば出てないかも』って感じでした。

現在では、甲状腺ホルモン値が正常範囲内でもガッツリ便秘なので、甲状腺機能が低下していたことだけが原因ではないかもしれません。
体質が変わったとか、年をとったとか、そもそもバセドウ病になってから運動制限もあって、体力や筋力が低下⇒運動習慣がなくなって常に運動不足という負のループにどっぷり浸かっているせいもありそうです。

凸なべ)
急病センターに行ったときは、浣腸でスッキリ。ですが、どうやら出過ぎたようで脱水になり、翌日の日中は点滴を受けに行きました。

その後も便秘には悩まされており、数種類の下剤を処方してもらって試しましたが、どうやら下剤は効き過ぎるようで、腹痛と脱水で死にそうになります。

凸なべ
今は、便秘に良いとされる色々な方法を試していますが、根本的な解決策を模索中といったところです。
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