
バセドウ病歴20年以上。バセドウ病と診断を受け、すぐに内服治療を開始。ここからバセドウ病との長い共同生活が始まりました。

メルカゾールを飲み始め、効果は直ぐに現れました。
ですが、本体に似合わず凸なべの甲状腺はやる気に満ち溢れていました。
甲状腺ホルモンの値が正常値の範囲内に入り、メルカゾールの1日量が2錠(10mg)に減ってから3ヶ月ほど。治療開始からは1年が経過したころ、ある変化が!
治療開始1年後の再上昇
1周年記念とばかりに凸なべの甲状腺がパーティをはじめたようで、数値がドカンと上昇!

確かに自覚症状は、戻ってきていました。
手の震えが酷くなり、動作時の息切れ・動悸も。ですが、治療前に比べたら軽いものだったので、悪化するとは思ってもいず。
内服によるバセドウ病の治療は、完全寛解率(完治する確率)が低いこと、寛解までの期間が長くなることがデメリットなので、ホルモン値のUPDOWNを繰り返すことは想定内のようです。

抗甲状腺薬メルカゾールの1日量は2錠➡6錠(30mg)へ増量となりました。
メルカゾール増量で落ち着きを取り戻す
メルカゾールを増量したところ、甲状腺ホルモンの値はすぐに下降をはじめ、症状も落ち着きます。

その後も治療方針は変わらず、甲状腺ホルモンのあわせて正常範囲内を保てるように、メルカゾールの量を減らしたり増やしたり。
6錠➡4錠➡3錠➡2錠➡3錠➡2錠・・・
約2年をかけて、メルカゾールの1日量を2錠(10mg)にまで減らすことが出来ました。
複雑な服用量の調整
1日2錠までは良かったのですが、このあと服用量が複雑怪奇に(あくまで凸なべにとっては、です)。
『1錠と2錠を1日ずつ交互に飲んでください。』
『1日1錠で、土日はお休みしてください。』
『1日おきに1錠飲んでください。』

カレンダーにチェックとかすれば良いのかもしれないですが、朝の忙しい時間にゆっくりしている間もなく(おもに寝起きが悪いのが原因)、夜にチェックしようにも「あれ?今日飲んだっけ?」みたいになったり……。
今からこんな状態だと、年取ったらどうなるんでしょうね。恐怖しかないです。
こんな感じで飲んだか飲んでないかわからなくなると、今日は飲む日かどうかも段々わからなくなり、薬を飲むということすら思い出さなかったり。そうすると、どうなるか……。
はい、悪化~!!

眼科受診と初めてのMRI検査
眼球突出もあり、バセドウ病のコントロールもイマイチなことから、バセドウ病眼症が悪化する可能性も。
よって、眼科も定期的に受診することになりました。
定期的な受診のときは、視力の状態(二重に見える等がないか)を確認したり、眼球突出の程度を測定したりして、悪化していないかを診ていくという感じ。
そして、人生初めてのMRI検査。しかも目のMRI!
まずは問診。

小学生のころ、ドラえもんに憧れて押し入れに布団を敷いて寝ていたこともあった凸なべは、『ないと思いま~す。』
そして、いよいよMRIへ。

「はいは~い。」と軽い感じで検査に挑んだのですが、狭くて、暗くて、すごい音で、頭固定されて身動き取れないって、想像以上の恐怖でした。
そこに追い打ちをかける、眼球動かすな指示!

って、自分の眼球と格闘すること30分。3時間くらいに感じました。
そして、ありえないほどの疲労感。

このあと、しばらく眼科も受信しましたが、バセドウ病眼症が悪化することはありませんでした。
まぁ、現在も引っ込んではいませんが、もともと目は大きめだったし、ちょっと出気味だったのかなとも思います。
