バセドウ病闘病中⑳~ツラすぎる不整脈 もう再燃はコリゴリ~

TSHレセプター抗体(TRAb)値が陰性になってから1年4ヶ月、バセドウ病が何度目かの再燃。
これまで何度も再燃を繰り返しているので、慣れたものと思っていましたが、今回はやや恐怖を感じる症状が続きました。

凸なべ
ども! 『やはり年齢には勝てない!』と痛感した凸なべです。

数年をかけ、ようやくメルカゾールの量が週5日(1日1錠)までに減量となったのも束の間。あっけなく再燃し、1日3錠生活に逆戻りとなりました。

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2019年7月28日

バセドウ病に伴う自覚症状の中で、今回いつもとは違うと感じたものがありました。それが、動悸。これまではただ心拍数が増えてドキドキする、ちょうど運動をしたときに感じるような動悸だったのですが、今回は……。

メンタル弱めの凸なべには、結構堪えました。

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いつもの動悸と違う!? 胸のつまり感と不整脈

バセドウ病の再燃を疑い、予定より1ヶ月早めに受診した一番の理由が動悸。はじめはいつもの通り、階段を上がったりしたときに脈が速くなってドキドキする感じでした。
うすうすイヤな予感はあったのですが、これだけだったら早くに受診したかどうか定かではありません。

今回の動悸は、いつもとは違っていたんです。
それが、リズム不整。

凸なべ
今まで感じていた脈が速くなる、いわゆる頻脈も不整脈と診断されますが、それに加えて脈が飛んだり、乱れたりするリズム不整が加わったんです。

健康な人でも、脈が飛んだりする不整脈は起きますし、年齢を重ねるごとに回数も増えていくのが普通です。
実際、凸なべも30歳を過ぎたあたりから、のどから胸にかけて「うっ」と詰まるような感覚があり、特に疲れているときなどは数回続くこともありました。そういう時に脈を取ってみると、「うっ」と詰まった時に脈が触れなくなっていました。

これは心室性期外収縮と呼ばれる不整脈と思われ、正常時に信号を出しているところ(洞結節)から信号が出ていないのに、心室と呼ばれる心臓の下の方で収縮が起きるものです。期外収縮自体は、よくみられる不整脈で、続いたり頻発していなければ治療は不要とされるのが一般的です。
凸なべのように自己判断は危険なので、気になる場合は病院を受診して調べてもらって下さい。危険な不整脈が隠れている場合もありますし、もし危険な不整脈であれば命にかかわります!

 

今回、バセドウ病の再燃によって、いつものように脈拍数も増えました。そして、それに加えて脈が飛びまくるようになりました。1度始まると2~3時間、「正常2拍⇒1拍飛ぶ⇒正常2拍⇒1拍飛ぶ」といった頻度になることもあり、飛ぶたびに「うっ」となるので不安だし、何となく苦しいしでヒドイときは寝ていられないような状態でした。

病院を受診し、バセドウ病の再燃が確認されてメルカゾールを増量した後も、すぐに不整脈が治まるわけではありません。
ただ、メルカゾールを増量して5日目くらいから、感じる不整脈が「1拍飛ぶ」というものから、「1拍早く来る」に変わりました。

「トン、トン、トン」と打つのが正常な状態とすれば、「トン、トントン、-、トン」といった感じです。これは、同じ期外収縮でも心室(心臓の下側)で起きる収縮ではなく、心房(心臓の上側)性の期外収縮。正常に信号を出すところ(洞結節)とは別の場所(心房内)から出された信号で心臓が収縮するために起きるものです。

凸なべ
収縮している場所が違うとはいえ、感じる自覚症状は同じく「うっ」と詰まるような感じなので、どちらにせよシンドイことに変わりはありません。

 

あまりにツラい場合、医師にきちんと相談すれば抗不整脈薬などの処方も検討してくれると思いますが、『メルカゾールを増やしたら、すぐ甲状腺ホルモン値は下がる。そしたら不整脈も減るだろう』というこれまでの感覚があったので、主治医に不整脈がひどいことを伝えなかったのが仇となりました。

幸いにも、メルカゾール増量から10日ほど経ったころには、ときどき感じる程度にまで減りました。

凸なべ
もう数日続いていたら、ノイローゼになりそうだった……。

メルカゾール増量後の自覚症状

上でも書いたように、動悸・不整脈については10日程度で改善。

その他、動いたときの息切れや疲れやすさ、のどの渇き、夢見の悪さ、声の嗄れなども同様に改善していきました。

残っている自覚症状としては、暑がり・眠りが浅いといったところですが、これに関してはバセドウ病のせいではなく気候のせいではないかと。今年(2019年)は、北海道も相当暑くなりましたし、熱帯夜の日も多かった。そして、凸なべ家にはクーラーがありません。扇風機では、とても快適・快眠とはいかないので、そのせいもあるかと思っております。

 

そして、もう一つ。残っている、というより悪化した感じがあるのが『首の腫れ』。甲状腺部分(首の前面、喉仏の下あたり)の腫れが、受診時よりも腫れているように感じました。あくまで凸なべが自分で触った感覚なので、実際に腫れが強くなっているかはわかりません。
特に、それによってツラい症状があるとかではないので、何となく気になるくらいのものです。

甲状腺ホルモン値、正常

メルカゾールを増量した日から、1ヶ月後の受診日。

【血液検査結果】

<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

お見事に下がりました!!

凸なべ
毎度お世話になっているメルカゾール君ですが、その働きっぷりは凄まじいですね。

そして、もう一つ。前回、上昇していた肝機能の数値。

【血液検査結果】

<肝機能>

こちらは完ぺきとは言えないものの、ほぼ正常値。
前回あった疲れやすさもなくなり、体調は絶好調と言って良いほどです。

凸なべ
こんなに体調が良いことは滅多にないので、今のうちに夏を満喫するとします!
BC
満喫するといっても超インドア派な凸なべのことにゃ。アイスを食べながらグータラするのが関の山にゃ。

 

この検査結果を受けて、メルカゾールが3錠と2錠を交互に内服となり、わずかにですが減量の運びとなりました!
次回の受診は、2ヶ月後の予定。

ここからまた、長い闘いとなります。
あのツラい不整脈による動悸はコリゴリなので、焦らず、ゆっくり、ストレスフリーをモットーにがんばります。

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