
2019年4月。
順調にメルカゾールを減薬し、週5日・1日1錠の内服までこぎつけました。
『このまま減薬し、一気に休薬!』と心躍らせていた時期は、まもなく終了のお知らせとなりそうです……。

前回の受診まで、ガッツリ安定していた凸なべの甲状腺くん。
次の受診予定日は4ヶ月後の2019年8月。
だったはずなのに、何かがオカシイと感じ始め……。
気になる症状、動悸と疲れやすさ……。老化のせい?
メルカゾールを減薬し、1日1錠、週5日にまで辿り着いた前回の受診から3ヶ月後。イヤな予感を感じずにはいられなくなりました。
前回の経過でも動悸や息切れを感じることがあると書きましたが、それは甲状腺の数値が正常な時も感じていたため、老化が原因と考察してみました。
今回、感じた異変も動悸や息切れが主な症状です。
甲状腺の数値が正常な時に感じていた動悸や息切れ……。それは、確かに老化だった模様。
ですが、ハッキリと分かったことがあります。
バセドウ病の時の動悸や息切れは、そんな生易しいモノでは無かった、と。

感じ始めた自覚症状と凸なべなりの考察
2019年7月 感じた自覚症状
- 動悸・息切れ・不整脈
- 疲れやすさ倍増
- 暑がりになった
- のどが渇きやすい
- 眠りが浅い・夢を見やすい
- 少し話しただけで、かすれ声になる
明らかに普段とは違う身体の異変を感じながらも、バセドウ病が悪化したわけではないという別の理由を探しては、現実逃避をしていました。
ちょうど症状を感じ始めたころ、会社の空調工事のため、約2週間ほど冷房が使用できず、業務用扇風機をフル稼働した室内で仕事をする羽目になりました。いくら業務用扇風機とはいえ、こちらは人数以上のパソコンがフル稼働状態。パソコンから出る熱気は、午後になるとドンドン室温を上げていき、手元の温度計は毎日30℃前後にまでになっていました。

そのため、動悸・息切れや、疲れやすさ・暑がり・のどが渇くなどの症状は、軽い熱中症の症状だと思っていました。水分や塩分などをこまめに取っていれば大丈夫だろう、と。夢見が悪いのも、暑い中で仕事して疲れているせい。声が掠れる症状は、1ヶ月ほど前に約5年ぶりにひいた本気の風邪の後遺症的なもの。
そう、思い込もうとしていました。
現実逃避をしていた凸なべでしたが、受診予定日より早く病院に行くことを決意したのは、動悸と息切れの症状がツラすぎたからでした。
甲状腺の値が正常な時でも、感じていた動悸・息切れ。
ですが、『2階分の階段を昇ったら動悸や息切れがする』というような生易しいモノではなく、いつもしている簡単なストレッチをするだけでゼェゼェ。挙句の果てには、ベッドから起き上がるだけで、床に落ちたペンを拾うだけで動悸。そんなちょっとした動作だけでも、脈拍は100を優に超えるようになっていました。


予定より1ヶ月早く病院を受診
色々な自覚症状を携え、満を持して病院を受診。
受付では特に聞かれなかったので、症状のことは特に伝えませんでした。

と申告して、勘違い(バセドウ病は悪化していなかった)だった場合、『心配性すぎでしょw』と思われたら恥ずかしすぎる! よくわからない自尊心(自衛心?)みたいなものが邪魔をしたんです。
万が一、受付で聞かれた場合は『大丈夫だと思うんですけど何となく調子が悪いので、念のため早めに来ました。』と答えるつもりで脳内シミュレーションしてました。

特に伝えなかったため、いつも通りの採血をして『自律神経がちょっと乱れてるとか。暑かったし。バセドウ病の悪化じゃないかも』なんて淡い期待をもちつつ、待つこと2時間。
診察室に入る前に、淡い期待は泡となって消えました。
中待合に呼ばれたときの看護師さんとの会話。



ここまで聞かれたら、もう疑う余地はありません。
<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

お見事! まごうことなきバセドウ病です!

バセドウ病はFT4の値で重症度が決まるとのこと。5以下が軽症で、7以上は重症となります。凸なべは悪化したもののギリギリ軽症の範囲でした。
そして、もう一つ。
<肝機能>

肝機能の数値が上昇していました。これのせいもあって、いつもより疲れやすかった模様。
甲状腺ホルモンが多いと、肝臓の数値も比例して上昇することがあります。おそらく、甲状腺ホルモン値が下がって来れば、良くなるはずなのでメルカゾールを1日3錠に増量するだけで様子見となりました。
バセドウ病悪化の要因は!?

医師にそう尋ねられて、考えてみました。
確かに、会社は冷房も入らず暑かったし、仕事も普段より残業が多かったりもしていました。それらがストレスになっていたような気もしますが、凸なべは1日2時間程度の残業なら、むしろウエルカムなくらいなので、なんとも言えない感覚。
それで、思い当たったことがあります。
自覚症状を感じ始める1ヶ月ほど前、法事で旭川に行くことが決まりました。凸なべは乗り物酔いが酷く自分で運転する車以外はほぼ酔うので、いつもは両親だけが行っており、10年以上行っていませんでした。
ですが、いつも運転していた父も年齢を重ねたこと、昨年患った耳性帯状疱疹の後遺症ともいえる突発性難聴や、ときどき感じるめまいなどのこともあり、高速道路の運転は危ないから一般道で行こうと思っているということを聞き、凸なべが運転していけば高速も乗れるし早く着けると思い、一緒に行くことを決めました。
凸なべにとって、高速道路の運転は3回目。高速教習と2年ほど前に札幌から千歳まで行ったときに乗っただけ。行くことを決めてから高速を運転するということと、その日の体調を万全にしておかなければ、という使命感で緊張していたように思います。

凸なべも認めたくありませんが、たかだか2時間程度、高速を運転しなければいけないことが一番のストレスだったような気もします。
実際、病院を受診する2週間前に旭川に行ってきましたが、行きも帰りも緊張しっぱなしで、相当しんどかったです(笑)。普段から普通に高速道路を運転している皆様を、心の底から尊敬いたします。
次回の受診予定日は、1ヶ月後。
メルカゾールが早く効いて、ツラい症状を脱せることを祈ります。
思いもよらないことが、超ストレスになっていることもあります。ストレスを避けるようにと言われても、何が自分にとってストレスになっているのか自覚がないことも多いと思くて難しいですよね。
