
バセドウ病歴20年以上。
多種多様な自覚症状に悩まされ、一大決心で受診した病院でバセドウ病と診断。内服治療を実施中です。

せっかく落ち着いてくれていた凸なべの甲状腺くん。
不治の病『仕事辞めたい病』が再発し、何を思ったのかメルカゾールを自己中断した結果、見事にバセドウ病が悪化。どうやら機嫌を損ねてしまったようで、未だに治ってくれず……。


退職、そして再就職、そして転職
メルカゾールの自己中断によってバセドウ病を悪化させ、やり過ぎて(?)入院までした凸なべは、その2ヶ月後に無事退職しました。
そして、すぐに就職。といってもクリニックで午後だけのパート勤務です。退職した病院に勤務されていた女医さんの旦那さんが院長をしているクリニックで、午後だけパート勤務できる看護師を探している、と。
半日だしクリニックだから、そんなに身体に負担もないだろうしと紹介してくれたのです。
凸なべも、また無職になるのは気が引けるので、半日だしクリニックならそんなに重病患者も来ないだろうしと思い、ありがたく勤務させていただくことにしました。
退職時の甲状腺ホルモン値
<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

まだ高めでしたが、やや下降傾向。肝機能障害は改善していました。
パート勤務のクリニック……激務!!
紹介してくれた女医さんの旦那さん、その界隈では結構有名な医師だったようで……。まぁ、驚くほど患者さんが来るわけですよ!!それはもう、座るところが無くなるくらい。
そして、もう混んでいることは織り込み済みなのか、皆さん辛抱強い!辛抱強く待つわけですよ!2時間も3時間も4時間も!
午後の診療時間は14時からだったのですが、ゴールデンウイーク前とかになると、最後の患者さんが終わるのが23時近くだったりするんです。

仕事自体は大体同じような流れなので、慣れてしまえば良いのですが、体力的には結構持っていかれました。しかも、自業自得ですがバセドウ病悪化中だったので、余計ですね。
本気で転職を考える
<甲状腺ホルモン値/甲状腺刺激ホルモン値>

甲状腺刺激ホルモン(TSH)は、まだ低値を示していますが、甲状腺ホルモン値に関しては、バッチリ正常範囲内です。メルカゾールは1日2錠(10mg)へ減量となりました。
半年ほど働いたある日、事務長からパートじゃなく正社員で働かないかと打診がありました。どうやら設備を整え、入院や手術もそこで行えるようにする予定があったようです。
※今までは、入院や手術が必要な患者さんは提携病院へ送り、そこにクリニックの医師が出向いて手術などをするスタイルでした。
この時点で、バセドウ病と診断を受け治療を開始してから12年目。その間、ほとんどといって良いほど運動習慣がなかった凸なべは、基礎体力がなくなっていたんだと思います。
もう、甲状腺ホルモン値が正常範囲内に入っていても、ちょっと走れば動悸や息切れはしていましたし、筋力も落ちて疲れやすい体質になっていました。
午後パートでもハードで死にそうだったので、無理だなと思いお断りさせていただきました。これを機に、凸なべも本気で転職を考えます。
看護師ではなく、オフィスワークへの転職を狙っていました。看護師は体力的にも精神的にもキツイので、せめて体力的には負担の少ないオフィスワークへ転職したいと考えたのです。
退職、からの転職
結局、パートは9ヶ月ほどで退職しました。そこから、凸なべにもできるオフィスワークはないか、ハローワークやバイト情報誌などで探し始めます。
早くも壁にぶち当たる
ですが、凸なべは高校卒業後、看護師の専門学校を経て看護師としてしか働いたことがなく、当時は医療業界のIT化の波は、まだ凸なべのところまでは届いていなかったため、オフィスワークに必要なスキルは皆無でした。
自宅にPCは無く、触ったのは中学~高校時代のPCの授業数時間と、専門学校時代の卒論を提出するため、WORDで文字を打ってフロッピ―(懐かしいw)に保存したくらい。
なぜかブラインドタッチだけは出来てました。3歳から10数年続けた習い事のピアノが功を奏したのでしょうか?親に感謝です。
というわけで、どう考えても事務職などで雇われるとは思えません。大抵の求人には『なんらかの事務経験〇年』『PC操作可能な方』といったことが書かれているわけですよ。
病院という特殊な空間では、ビジネスマナーも学んでいません。上座って何?どこ?状態です。

PCについて勉強したい
漠然とこう思っていました、『PCを使えるようになりたい!』

そんなことを考えながら懲りずに求人を眺めていたとき、ふと目に入った求人。
それは、PCメーカーのコールセンターでのテクニカルサポート業務。
『初心者・未経験者大歓迎。しっかりとした研修があるので、安心してデビューできます』
この殺し文句ともいえる求人に、凸なべは食いつきました。

そこで早速、合同説明会へ。普段着でお越しくださいとのことだったので、普通にデニムで行きました。周りは……、スーツ!?スーツじゃなくても、いわゆるオフィスカジュアル的な感じで来ていたので、既に浮いている凸なべ。

でも、普通にOKでした。パソコンもほとんど触ったことないし、ビジネスマナーとかも全然知りません、と自己申告したのですが、『大丈夫です!』と。
こうして、社会人になって4年目の冬、看護師からコールセンターのオペレーターへと転職を果たしました。
転職後の甲状腺ホルモン値
ここから、約5年ほどは一進一退の攻防を繰り広げます。甲状腺ホルモン値は上がったり下がったり、それに合わせてメルカゾールの量も増量したり減量したり。
検査結果に一喜一憂する日々でした。そろそろ薬を止められるかもという段階に来てはグンっと急上昇したり、ある程度の薬量で落ち着いていたと思ったら、今度はガッツリ低下したりを繰り返していました。
